オリエンタルランドの株価動向は3つの指標から判断のこと!【2020年は上昇狙うか?】

東京ディズニーリゾートを始め、ホテルも運営しているオリエンタルランドの株価は、新コロナウィルスのための休園げ一旦下落。
その後はディズニーランドの再開期待もあって、徐々に上げてきています。

2020年3月の財務を分析すると、Year on Yearで売上げと営業利益は下がっています。
これは2020年2月29日から休園としたため、収入が途絶えた事を意味します。
あくまでもイレギュラーな対応なのですが、仮にそれがなければ業績は対前年で良い数字が出ていたかもしれませんね。

オリエンタルランドの株価展望を見る上で、収益性、安全性、成長性の3つの指標で財務をチェックしてみましょう。

現在の株価水準


現在時点の株価は9月25日14930円です。
株式公開以来、上昇を続けてきていて、新コロナウィルスによって下落という流れです。
ただし、今年度の減収減益に関わらず株価は堅調に動いているので、ディズニーランドの本格稼働後には、また株価は吹き上がる可能性があるのではないでしょうか。

株価を支える財務根拠については、これから述べていきます。

オリエンタルランドの事業構造は?

オリエンタルランドは、2つのディズニーランドおよびホテルを運営しています。
また、ホテルに対して不動産を転貸している運営管理会社もあります。

・ディズニーランドの運営
・ホテル運営
・不動産転貸管理

ディズニーに集客が出来ている間は、収益も安定して上がる仕組みになっています。

ディズニーランドには日帰りで来る客層と、泊まりで来る客層がいます。
泊まりのお客さんは、丸一日、ディズニーの世界観で過ごすことを期待しています。
この客層をがっちりつかんでいれば、リピートも獲得しやすくなるのは想像に難くありません。

コンテンツは非常に強力ですので、アメリカのディズニー本体が好調であれば、集客についても大きな問題は起きない事業構造です。

財務分析で見る経営状態

オリエンタルランドは、有利子負債の水準が非常に低いのが特徴です。
無担保の社債も活用し、運営をしています。

それでは収益性、安全性、成長性をチェックしてみましょう。

収益性を見る


ROAが9.18%から6.03%へ下がっています。
これは休園の影響で減収減益となったためです。
ROEも11.8%から7.66%へ低下しているのも同じ理由からです。

とはいえ、それでも高い水準の数値だと考えられます。

売上高営業利益率は、20%を超えていますから、しっかりとコストを抑えて、利益を残せる体質になっている事を示しています。
コンテンツビジネスが如何に高収益かの証左ですね。
確かに建物やアトラクションには資金が必要となりますが、お土産などの商品は利益率が高く、またレストランなどの園内消費についても、高利益であろうことが見て取れます。

安全性を見る


自己資本比率は非常に高くなっています。
負債比率も0.1%であって、減益になったとしてもすぐにはびくともしない体質です。
売上高営業キャッシュフローは16%に低下しましたが、それでも十分な流動性を確保できています。

財務的には非常に安定していると思われます。

成長性を見る


ディズニーランドの休園によって、減収減益となったため、Year on Yearでの成長はマイナスになりました。
ただし、過去5年間の売上げや営業利益の推移をみると、おおむね成長しています。
コンテンツの陳腐化などで集客力が落ちているなどの要因ではないので、将来的な成長は問題はないと判断できます。

とはいえ、新コロナウィルスの影響が長期にわたり続くようであれば、インバウンドの回復もなく、しばらくは国内需要だけで収益を上げなくてはならないでしょう。
日本人も購買力はありますから、来園者数が同じ水準であれば、収益も戻ると思われます。

オリエンタルランドの経営課題をSWOT分析


オリエンタルランドの強みは、ディズニーというコンテンツの強さです。
アメリカにおけるマーケティングを駆使したキャラクタービジネスは、ヒットの要因を科学的に分析して、作品を作り上げます。
その流れに乗る事が出来るため、集客ではディズニーが安泰であれば、ディズニーランドも問題なく運営されていくでしょう。

弱みとしては、人件費高騰による利益圧迫が将来的に考えられます。
外食産業では顕著な問題点となりつつありますが、ディズニーランドもいずれは直面する問題です。
スタッフになりたいという気持ちがあって、応募してくる人も多くいるとは思いますが、周辺の賃金動向には影響を受けるため、人件費高騰は大きな問題となってきます。

また、拠点に集客するビジネスのため、休園になってしまうと収益の柱が無くなります。

投資水準を見てみよう


株価を見ると、上値を狙う展開が見て取れます。

PERの水準は非常に高いので、割高感はあるかもしれません。
一旦、通常通りの運営が出来て、客足が順調に戻ってくれば、業績が回復する期待が大きくなるでしょう。
株価は一旦調整は入るかもしれませんが、相場の地合いがよければ、今後上値を狙っていく展開になるかもしれませんね。

ただし、新コロナウィルスの影響は冬を迎えるにあたり、見積もれない要因も出てきそうです。
それがディズニーランド再開に対して、どの程度の影響がでるのか、経営陣にとっても予測は難しいでしょう。

株式投資の初心者はぜひ読むべき!!

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