レオパレス21の不祥事問題が株価に影響【3つの指標で検証】

レオパレス21の問題は、2017年にガイアの夜明けで大きく放送されました。

・サブリース30年保証を反故にした。
・建物の界壁が設置されていなかった。
・入居者の安全やプライバシーの保護に大きく影響している。

ひどい不正や不祥事と言わざるを得ない状況が、白日の下に晒されました。
その結果として、株価は大きく下落して、現在は投機株のような動きに。

財務的に大きな痛手を受けて、決算は2018年度から赤字になっています。
株価も当然低迷していますが、その反面、面白い動きになっています。

現在の株価水準


新コロナ影響による相場で、2月は大きく売られました。
決算が出て、さらに売り浴びせにより急落。
9月28日に155円の安値をつけて、その後は急反発しています。

この株価なら、損してもたかが知れていますので、個人投資家なら10円20円を取りに行く展開となるでしょう。
1000株や10000株で小さく利益を取っていくのは有りかもしれません。
ただやはりそれ相応のリスクは覚悟していかないと危ない取引になります。

レオパレス21の事業構造は?

レオパレス21の事業構造は賃貸業がメインとなっています。

・賃貸事業
・開発事業
・シルバー事業
・ホテル事業・ファイナンス事業他

ホテルはリゾートホテルを経営していますが、有価証券報告書には撤退することが書かれています。
また収益向上の戦略としては、賃貸事業を強化して、人口減に対応するために賃貸人気地域への集中投資となっています。
また、シルバー事業を成長の柱として今後重点的に事業展開を行っていく模様。

ただし、レオパレス問題として騒がれている低品質の住宅建築については、改修をしたとしても思い費用負担、またかなりの数量となる事から、先が見えないものとなっています。
レオパレス側から不動産投資を勧められてアパートを建築したオーナーさんも、賃貸保証のサブリース契約を30年で行っているところ、10年で打切りされたなどの問題もあり、今後不動産開発については信用棄損をどのように克服していくのか興味のあるところです。

財務分析で見る経営状態

2020年3月の決算は赤字でした。
レオパレス問題が大きく影を落としている中で、なかなか収益改善が見えてきません。

それでは収益性、安全性、成長性をチェックしてみましょう。

収益性を見る


純利益がマイナスであれば、ROA、ROEともにマイナスになります。
この数値をみると、さすがに投資したいとは思えません。

安全性を見る


自己資本比率が大きく下がっています。
売上高営業キャッシュフローもマイナスとなっていますから、現金余力が非常に小さくなっています。
これらの数字をみると、投資家としては安心してエントリーはできません。

成長性を見る


営業利益が急速に落ち込んでいます。
販管費を絞ったとしても、そもそもの売上げが落ちていれば、コスト抑制をしても間に合いません。

レオパレス21の経営課題をSWOT分析


物件が人口密集地にあったり、任期のある居住地域に賃貸物件が集中していれば、改修はその地域からするでしょう。
しっかりと改修がなされていけば、徐々に客足は戻って、賃貸収益も上向くでしょう。

手抜き工事やそれを可能としたガバナンスの欠如は、今後どのように修正されていくのか気になります。

テレビにより告発された不正に対する世間の評価は非常に厳しいと思われます。
このイメージ悪化は大きな脅威であって、信用回復が待たれます。

投資水準を見てみよう


普通の投資家は手を出さないでしょう。
ただ、短期の値動きがが激しい展開となると予想されるため、デイトレで小銭を稼ぐにはいいかもしれません。
一旦しっかりと財務に回復の予兆が出てくれば、株価回復を期待して、エントリーするのも有りかもしれません。
まずは財務の回復予兆を慎重にウォッチしていきたいと思います。

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