ライザップグループの株価を3つの指標から分析【コレで構造改革を進めている】

ライザップグループはなんと、連結対象会社が75社もあります。
創業以来、シナジーが発揮できると想定できる会社を買収して、気がつけば連結決算で赤字に。
上場は、札幌証券取引所アンビシャスとなっています。
イメージとしては東証かJASDAQあたりかと思っていたので意外でした。

2018年度決算で赤字に転落して、2019年度決算でも赤字となり、構造改革を進めている最中です。
数字的にはその効果も見え始めているので、収益性、安全性、成長性から分析してみましょう。

現在の株価水準


株価は低迷しています。
3月の相場で底を打ちましたが、それでも財務状況が好転しない事には株価も大きく上向かない状況です。

札幌証券取引所アンビシャスだと、東証のように大きな出来高はあまり出来ないです。
そうなるとあまり大量に株を買い進めると、下落局面では売却できないリスクがあります。
今の水準だと、100株単位なので150円x100で、15000円で株が買えてしまいます。

10円の値動きで1000円、1000株買って、10000円の利益。
値動き次第では悪くないとは思います。

ライザップグループの事業構造は?

ライザップは75社にのぼる連結対象会社がありますが、大きく分けて3つのセグメントでビジネスを行っています。

・美容ヘルスケアセグメント
・ライフスタイルセグメント
・プラットフォームセグメント

経営方針として、やや放漫経営に近い企業買収で、ここに来て財務の脆弱さが露呈した感じもします。

美容ヘルスケアはライザップを始めとした、ダイエットや健康関連のビジネスです。
ライフスタイルセグメントは、アパレルや小物雑貨などのビジネスです。
プラットフォームセグメントは、広告媒体や出版などのビジネスです。

シナジーがあるかといえばあるんでしょうが、無理やりこじつけた感もあります。

ダイエットを提供するサービス、そのダイエットに対するウェアや小物の販売、ダイエットの集客のための広告出版事業、繋がってはいますが、連結対象子会社の財務で連結決算が悪化しています。

現在、脆弱な事業については整理を進めている最中ですね。

財務分析で見る経営状態

2018年度に赤字に転落して、2019年度の決算でも赤字ですが、数字が好転しているのは有価証券報告書から見て取れます。

それでは収益性、安全性、成長性をチェックしてみましょう。

収益性を見る


ROAは2019年3月で-10.94%、2020年3月で-3.35%と改善しています。
ROEも改善していますが、純資本が200億円ほど減少していますから、数字の改善はまだ遠い感じですね。

これでもう少し売上げが増えて、人件費・販管費も圧縮できればROEがもう少し回復してくると思われます。

安全性を見る


安全性の数字は2019年3月と2020年3月を比べると、改善が見て取れます。
といっても、自己資本比率は下がっていて、負債比率は上がっています。
早期に利益を黒字転換に持っていかないと、安全性の高い財務体質にはならないでしょう。

成長性を見る


新コロナウィルスの感染状況では、トレーニングジムでのクラスター発生などでかなり厳しい経営を強いられたはずです。
その証拠に、売上高伸率は減少しています。
ただし、経営の数字的には赤字幅の圧縮の努力が、営業利益率の推移で見て取れます。

ライザップの取組みビジネスモデルは、ダイエット需要の取り込みに有効に働いていると思われます。
よって、あとはコスト圧縮の上で、更なる受注数の向上を目指すと早期の黒字転換が達成されるかもしれません。

ライザップグループの経営課題をSWOT分析


強みはなんといってもブランド力です。
あの広告は非常にインパクトが大きいです。
芸能人を見事に痩せさせて、一般人への説得力に繋げていく宣伝は見事です。

弱みについては、やはり連結対象子会社ですね。
整理をしっかり進めていくには、先ずは体力がないといけません。
本業でしっかり儲けた上で、特別損失をコツコツ積上げて整理ですね。

投資水準を見てみよう


なかなか投資水準を判断できる数字ではありません。
当面はギャンブル的な値動きで小銭を狙うエントリーが多くなるんじゃないでしょうか?
ただし、黒字転換が構造改革の上で見えてくれば、上昇圧力が高まると予想します。

今後の株価動向については、決算短信などで経営の数字をしっかり確認しながら判断するのが吉です。

株式投資の初心者はぜひ読むべき!!

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