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マツダ(MAZDA)が株価を押し上げるために必要な3つの指標【魅力あるデザインを活かす経営とは?】

マツダ(MAZDA)も2020年3月では減収減益となりました。
世界的に新コロナウィルスの影響が大きく、個人消費が落ち込んでいるのが影響しているものです。

公官庁の調達があれば、多少は安定した需要はあると思いますが、トヨタの約1/7程度の規模なので調達に食い込めたとしても規模は大きくないでしょう。

昔、マツダの車を買った事があるので、非常に思い入れもあり、株価が今度どうなるのか気になるところです。
早速財務を確認してみましょう。

現在の株価水準


株価は新コロナ相場で下落して、一旦持ち直したところで再度下落しています。
三番底をうかがう展開のような気もしますが、現時点で財務からは株価上昇の手がかりは薄い感じがします。

とはいえ、低位にある株価ですから、仕込んでおくのはいいかもしれません。
資金を数年寝かしてもいいということだったら、市況の回復を待ちながら株をホールも一つの戦略です。

マツダ(MAZDA)の事業構造は?

マツダは自動車の製造販売ですが、セグメントを国・地域で分けています。

・自動車製造販売
・セグメントは地域ごとの建て付け
 日本
 北米
 欧州
 その他の地域

このような形になっています。
それぞれの市場を担当する会社で区切っているようです。
事業自体が単一のビジネスだからなのでしょう。

例えば航空会社では、旅客輸送がメインですが、それに付随する商社機能、建物管理サービス、機体整備などのセグメントで分かれています。

財務分析で見る経営状態

経営状況は日産よりは健全です。
ただ、収益力は低く、この点は株価に反映されているのかなとも思います。
企業規模も売上げベースで言うと、ホンダの1/5、トヨタの1/7程度です。
個性的な車を作る会社でありますが、新車開発などで財務的な体力が要求される自動車産業で、長く生き残っているのは、経営者のかじ取りに苦心の跡が見られます。

それでは収益性、安全性、成長性をチェックしてみましょう。

収益性を見る


ROA/ROEともに低い数字になっています。
利益率が高くないと、売上げの下落圧力があった場合、赤字に転落する可能性が強いです。
また、資本を有効活用した経営が出来ていないと、株主からは見られます。

経営効率を上げるための現場の改善については、有価証券報告書には具体策は書かれてありません。
この点はほかのソースで情報を探すしかないでしょう。

経営効率を上げるためのコストカット、あるいは販売数の増加、または製品の利益率の改善について、今後情報を探っていきたいと思います。

安全性を見る


自己資本比率が高いのは好感が持てます。
有利子負債対月商倍率も低い水準なので、今すぐに経営が大変な事になるわけではないと読み取れます。

ただし、売上高営業キャッシュフロー比率の値が低いため、キャッシュを得る力、あるいは営業費用の圧縮などが必要です。
この辺も経営の効率化が求められる部分ですね。

成長性を見る


2018年3月、2019年3月、2020年3月の決算では数字が右肩下がりです。
製品サイクルによって、競争力を失っているのか、あるいは投資活動によって利益が減っているのかは気になります。

新コロナ以前ですでに売上げが対前年比マイナスですから、製品に魅力がないなど問題があるようです。
とはいえ、新車投入も引続きあるし、SkyActiveエンジンのバージョンも上がっていますから、今後の収益力アップに期待です。

マツダ(MAZDA)の経営課題をSWOT分析


トヨタと協業する契約を結んでいますから、それは追い風になっていくでしょう。
ブランド認知も上がってきているので、以前のマツダ車とは違った顧客層を獲得できているようです。

商品レンジについては、どうしても経営規模の関係で全てのセグメントを責める事ができません。
SUVなど今の売れ筋のセグメントを中心として、収益を上げていく戦略をとっています。
弱みを十分に自覚した戦略だと思われます。

自動車産業にとっては、EV化も必要なため、ハイブリッドで製品化していくのが当面の課題でしょう。
全てを電化して電気自動車を作るとしたら、内燃機関の強みを活かせないばかりか、価格競争力では新興国に負けてしまいます。

投資水準を見てみよう


今後は一段下げたとしても、大きな下落にはならないんじゃないかと考えます。
仮に財務が悪ければ、この相場環境ではもっと売られるだろうし、この水準で止まっているのは、PERなどを見ると納得です。

株価は低位なので、応援の意味を込めて無理の無い範囲でホールドするのはありかもしれません。

株式投資の初心者はぜひ読むべき!!

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