損益計算書と貸借対照表の簡単な違いとは?

損益計算書と貸借対照表は有価証券報告書に記載されていますが、まったくもって機能が違います。
時間軸を考えるとわかりやすくなります。

損益計算書が見ているところ

損益計算書は、その年度の収益を見ています。
儲かったのか損したのか、です。

計算ですから、その年度に発生した売上から費用すべてを差し引いて、利益が出たのかを計算します。

あくまでもその年度の動き、企業の活動の結果を見ます。

売上が伸びているけど、それ以上にコストがかかっていれば、利益率が悪化して減益になります。
逆にコスト削減が成功すれば、売上が減っても増益になります。

利益や損益の裏には、コストに対する企業の取り組みが現れています。

貸借対照表が見ているところ

貸借対照表は、過去から現時点までの累積を表しています。
会計年度の始めと終わりでどの程度、何が変化をしたのか、を見ることが出来ます。

「始め」は、前年度の「終わり」の数字ですから、前年度からの変化が見て取れます。

貸借対照表は、お金をどこに使っているのか、またはお金がどこから発生したのかを表しています。

株式投資の視点

貸借対照表と損益計算書は、別のものですが、実は根底ではつながっています。
利益を生む資産を増やしたなら、その資産に充てたお金は借入からきたのか、昨年度の利益から来たのか、などが貸借対照表から見て取れます。

損益計算書はコスト削減の努力が実り、増収となって、利益は余剰金という形で貸借対照表の純資産に計上されます。

ファンダメンタル分析では、企業の財務を徹底的に分析しますが、財務三表の見方を覚えることで、危ない企業を避けることが出来ます。

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