貸借対照表の固定資産とは?【株式投資で見るべきところ】

固定資産は、1年以内に資金化されない資産のことです。
建物や設備は、よっぽどのことがない限り資金化するために売却しません。
逆に言うと、1年を超えて運用する資金の使い方で、一度固定資産に投資したら、長期に渡り資金が寝ることになります。

固定資産の中身とは?

固定資産は、大きく分けて以下となります。

  • 有形固定資産
  • 無形固定資産
  • 投資その他の資産

メーカーと商社の固定資産は表記が違う

実際に、メーカーと照射の固定資産が有価証券報告書にどのように書かれているのかを見てみましょう。

1)日産の場合

メーカーなので、流石に建物や設備が目立ちます。
投資その他の資産には、投資有価証券があり、こういったモノは財務が悪化した時に現金化されるものでもあります。
とはいえ、経営権の確保が必要な関連会社の場合は、そうそう売却できないこともあります。

2)三井物産の場合

固定資産のことを非流動資産と表現しています。
つまり、1年以上に渡って使用される資産とのことです。
商社は製造はしていませんので、設備はほぼありません。

株式投資の視点

固定資産は、一度投資したらすぐに全額収益化出来る性質のものではありません。
製品を製造するために必要な機械設備は、通常は単年度で回収できるほどの安い金額ではないし、工場や本社ビルなどの建物も、長期に渡って使用して、収益を上げていくものです。

また、投資その他の資産や無形固定資産は、本当に収益化に寄与するのか、なども見ていく必要があります。
貸借対照表の資産を詳細に分析すると、経営に無駄があるか、が分かる場合があります。

さらに、固定資産は買ったときよりも値下がりすることもあります。
土地はそのリスクが有り、評価額が適切かどうかを分析する必要も出てきます。

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