貸借対照表の流動負債は流動資産とのバランスで分析する

流動負債は、1年以内に返済される負債を指しています。
1年以内というのは、2つの基準があり、流動資産と同じルールが適用されます。

1)正常営業循環基準
2)1年基準

流動負債の分類は?

流動負債に含まれるのは、1年以内に支払わなくてはならない項目です。
原材料などの仕入れに関連する買掛金、短期借入金、従業員の源泉所得税、社会保険料の一時預かり金などがそれにあたります。

また、製品を販売する際、手付金などで前払いしてもらう前受金も流動負債に区分されます。

メーカーと商社の流動負債

メーカーと商社の流動負債が有価証券報告書にどう記載されているか見てみましょう。

1.日産

コマーシャルペーパーや社債で資金調達している場合は、1年以内の償還する部分が流動負債に明記されます。

2.三井物産

商社は営業債務がかなりの金額になります。
商品を仕入れて売る、という右から左への商売の場合、コミッションは数%程度になることもあり、流動資産の営業債権を見比べるとだいたいのコミッションが想像できます。

株式投資の視点

流動負債は、流動資産と一緒に見ていくべきものです。
1年以内の返済に足る現金が入ってくるのかは、流動資産をみれば分かります。
流動負債が大きいと危ない状態である、と見ることも出来ます。

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