固定負債と流動負債の違い【株式投資で注意する負債の規模】

固定負債は、他人資本として金融機関から長期で借りる借入金などから構成されます。
もちろん、その他にも償還期間の長い社債などもここに入ります。
その他にも、リース債務も固定負債になり、利益を上げるための原資として重要なものです。

固定負債は、長期の借り入れなので、ここが大きければ自己資本比率が下がります。
流動負債は、長期で借りているお金を当年に返済するお金となり、借入が大きければこの数字も大きくなります。

固定負債は大きいと大変なことに!

固定負債は、長期の借入金が明記されて、1年以内に返済される当座の借入金は流動負債に入ります。
この固定負債が大きいと、将来数年間に渡る返済義務が発生することになるので、あまり良いことではありません。

市腰品比率を下げるほどの借入金があるようだと、固定負債をチェックする必要が出てきます。
他に、繰延税金負債、製品保証引当金、退職給付にかかる負債も固定負債に分類されます。
メーカーだと固定負債が厚くなることもあるので、投資位値する企業なのかは、この部分をしっかり見ていく必要があります。

自己資本比率に響く負債の内容

自己資本が手厚ければ、その分、経営の安定性があると一般的には解釈できます。
ただし、固定負債が多いということは、自己資本比率が下がることになるので、できるだけ借入金を少なくする必要はあります。

メーカーの場合は、設備投資が大きくなるので、その分借入金も大きくなりがちです。
営業活動で返済できる範囲7日をチェックするのは、とても大切な分析となります。

株式投資の視点

固定負債が大きくても、その分本業でしっかり稼いでいれば問題がありません。
つまり、営業利益が十分な水準で計上されていれば、資本の有効活用が出来ていると考えられます。

固定負債の水準を判断するには、流動性がどの程度あるのか、またキャッシュフロー計算書でキャッシュがしっかり発生しているのかを分析します。

キャッシュが不十分だと、流動負債を返済するのに十分な手持ちキャッシュがないと判断されます。
それによって安全性が低い企業と評価されることになります。

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