営業利益と経常利益の違いとは?【株式投資の視点から見ると】

営業収益と経常利益は、含んでいるものが違います。
営業利益とは、本業の営業活動で得た利益ということになり、株式投資ではここをしっかり見たほうが良いです。
その理由は最後に書いてあります。

営業利益に含むものとは?


日産の有価証券報告書を見てみましょう。
営業利益を構成するものは、以下となります。
広告宣伝費
サービス保証料
製品保証引当繰越額
販売諸費
給料及び手当
退職給付費用
消耗品費
減価償却費
貸倒れ引当金繰入額のれん償却費
その他

これを計算して、営業利益を出していきます。
つまり、本業での販売活動でかかる費用がすべて営業利益(費用)に計上されるわけです。

営業利益と経常利益の違いとは?

一方で、経常利益については、営業外利益や損失が計上されます。

定期預金の受取利息、持ち株の受取配当金、デリバティブ利益などがそれにあたります。
これは本業外の収入となるので、本業で儲けたお金を蓄積させた結果に出てくるものと考えたほうが良いです。

営業外費用については、支払利息、為替差損、雑支出などがあります。
為替差損については、その程度海外展開をしているのか、というのはしっかり見たほうが良いです。

海外比率が高い企業の場合、1円の円高・円安で経常利益がかなり左右されることになります

株式投資の視点

株式投資においては、事業ドメインが複数あろうとも、営業利益がどう推移しているのかが一番の関心事です。

営業外利益は、本業以外の収益となります。
単年度で営業外利益(損失)で利益が出ていたとしても、来年も同じような利益が見込めるかは分かりません。
もちろん、投資収益のように毎年リピートで配当がもらえるような投資を、本業以外でしていたら安定収益は狙えますが、本業を超えることは基本的にありません。
(有価証券や資産の売却益がある場合は、本業を超えることもあり得るかもしれませんが。)

ということで、本業の利益である、営業利益が毎年どのように推移ししているのかは、投資する企業を決めたら、分析をすると成長性が判断できるので絶対にやったほうが良いです。

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