自己資本比率の計算とは?【高い方が良い or 低い方が良い?】

自己資本は、貸借対照表の右側にあります。
負債と純資産で右側が構成されていますが、その純資産がいわゆる自己資本となります。

総資産(総資本)に占める自己資本の割合を見るのが、自己資本比率となります。
経営の安全性を見るのに、重要な指標となります。

計算式を見ていきましょう。

自己資本とは?


自己資本は、純資産のうち、株主資本に相当します。
計算する際は、株主資本と包括利益累計額を使います。
新株予約権、非支配株主持分は自己資本となはりません。

自己資本ですから本来は返済の必要がない資本となりますが、利益が出ているときには配当を出さなければなりません。
よってコストなしに集められる資本ではありません。
資本を集めたとしても、その後に配当を出さなければ、誰も投資してくれませんので、利益をしっかり出して、適正な配当を出しているかが重要です。

自己資本比率の計算方法

自己資本理比率の計算式は以下となります。

自己資本比率 = (純資産 – 新株予約権 – 非支配株主持分) ÷ 総資産(総資本)

純資産のうち、包括利益累計額に含まれる有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益、為替換算調整勘定、退職給付にかかる調整累計額などは、自己資本に含まれます。

逆に、新株予約権と非支配株主持分は自己資本に含まれません。
新株予約権や非支配株主持分は、会社の株主ではないという解釈だからです。
新株予約権は計上していても、まだ株を公開していませんからね。

自己資本比率は高いほうが良い

自己資本は、返済の必要がない資本になりますから、通常は自己資本比率が高ければ高いほど安全な経営と言えます。
キーエンスなどは無借金経営なので、自己資本比率は非常に高く、故に安全な企業と判断できます。
2020年度3月決算では、キーエンスの自己資本比率はなんと95.8%でした。
これは驚異の数字です。

通常は、50%を超えれば超優良企業となります。

株式投資の視点

経営の安定性を見る一つの指標として、自己資本比率は重要な分析項目です。
買いエントリーした会社の財務をあとから見て、負債比率が高かったというのでは、株価は上がっていきません。
もちろん、収益を上げていれば別ですが、長期投資を考える場合は、自己資本比率はしっかりと目を通すべきです。

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